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 幕のように画面を自由に曲げられるLEDディスプレーを作る技術を開発したと、東京大発ベンチャー「パイクリスタル」などが8日、発表した。

 同社とディスプレー開発の「オルガノサーキット」は、有機半導体から高精度なトランジスタを平面上に均質に作る技術を開発。樹脂シート上で基板とトランジスタ、LEDチップを貼り合わせてディスプレー化することに成功した。回路が大きく、発熱量の大きい従来のディスプレーに比べ、消費電力や製造コストを約10分の1以下に抑えられ、重さは1平方メートルあたり1キロ以下に軽量化できるという。

 イベント会場や空港、駅などでのデジタルサイネージ(電子看板)の需要に応えるため、2~3年後の商品化を目指している。来春には縦1メートル、横2メートルのディスプレーを公表する予定。

 最高技術責任者の竹谷純一教授は「来春にも動画や静止画を映せる『はためくディスプレー』として街に展示したい」と話した。(杉本崇)