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 「忘年会の帰り道でケンカに巻き込まれた」「旅行中にカメラが壊れた」――。こうしたトラブルに対応し、手軽に入れる保険が続々と登場しています。飲み会や帰省に旅行とイベントが多い年末年始に、手軽にちょこっと加入できるのが人気です。

 ジャパン少額短期保険は31日までの期間限定で、「忘年会トラブル保険」を売り出しました。忘年会や新年会の会場やその帰り道で、警察が介入するようなトラブルに巻き込まれた場合、電話1本で弁護士が無料で駆けつけてくれる内容です。保険料は月額590円。駆けつけ以外に弁護士費用がかかった場合は、300万円まで補償されます。

 使い方は簡単。トラブルにあったら、スマートフォンの専用ページにアクセスします。すると、登録している弁護士に一斉に連絡が行き、すぐに対応できる弁護士から電話がかかってきます。

 飲み会帰りのケンカや口論などへの対応は来年1月末まで。ほかに痴漢に間違われたり、痴漢にあったりした場合には、通年で対応します。同社の担当者は「楽しい思い出がつらい思い出にならないように、防止策として販売しました」と話しています。

 東京海上日動火災保険の「ちょいのり保険」は、1日単位で加入できる自動車保険です。例えば、「帰省したときに親の車を運転したいのに、運転者限定の自動車保険になっている」「友人の車で旅行中、運転をちょっと代わりたい」といったニーズに対応しています。

 保険料はプランによって1日500円~1800円で、スマホから加入できます。2012年1月から販売を始め、今年11月末までに累計で370万件の申し込みがあった人気商品です。利用者の9割が10~20代の若者で、同社広報担当者は「夏休みや冬休み、ゴールデンウィークに特に契約が増えます」と説明しています。

 ほかに三井住友海上火災保険やあいおいニッセイ同和損害保険も1日単位で加入できる自動車保険があります。

 旅行の時だけデジタルカメラに保険をかけたい――。そんな人向けのサービスも今年11月1日から始まりました。ITベンチャーのWarrantee(ワランティ、大阪市)と三井住友海上火災保険などが連携して提供する保険サービス「Warrantee Now(ワランティナウ)」です。

 スマホのアプリから1日単位で加入できるもので、保険料は機種やプランによって。例えば、カシオのデジカメ「EX―ZR4100」なら1日39円からと低額のプランもあります。

 現在は発売から3年以内のデジカメとアクションカメラ(体や自転車などに着けてスポーツ中の視界などを撮影できるカメラ)だけが対象ですが、今後はデジタル家電や生活家電全般へ順次拡大していく予定のようです。

 こうした手軽な保険が増えていますが、どこに気をつけたらよいのでしょうか?

 ファイナンシャルプランナーの清水香さんは「得か損かではなく、まず自分にとって必要かどうかを考えて」と助言します。「例えば自分がケガや病気などをした場合、健康保険の(自己負担の上限が定められている)高額療養費制度もあるなど、公的な制度が充実しています。一方、自動車事故のようなモノへの損害や相手への賠償に関しては自己責任が原則です。まず、公的な制度でどこまでカバーできるかを把握することが大切です。また、すでに加入している保険のカバー範囲を知っておくことも必要です。例えば、『個人賠償責任保険』は火災や自動車保険に付いていることも多いので確認してみましょう」と注意を呼びかけています。(鈴木友里子)

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