【動画】ダウン症の人たちのダンスグループ「ラブジャンクス」=栗田優美撮影
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 生き生きとした姿を伝え、可能性を広げたい――。15年にわたり活動を続けるダウン症の人たちのダンスグループ「ラブジャンクス」が今秋、CDを発売した。ミュージックビデオの制作や無料ライブも計画。資金を募っている。

 先月下旬、都内の公共施設で開かれたアドバンス(上級者)クラスのレッスンには10~30代の約50人が参加。立ち位置やステップを確認しながら、インストラクターの手拍子に合わせて踊った。ダンスを始めて7年目の埼玉県和光市の山田滉人(ひろと)君(13)は「逆立ちとかジャンプとか、いろんなことができて楽しい」。母の三佳さん(38)は「落ち込むと立ち直れなくなる性格だったが、ここへ通ううちに切りかえが上手になった」と目を細める。

 ラブジャンクスは2002年、沖縄アクターズスクールで教えていた牧野アンナさん(46)が始めた。この年、半年間ダウン症の子らを指導。屈託のない笑顔に触れてダンスの楽しさに改めて気づき、「一生の仕事に」と決めた。今では、関東、関西、沖縄を拠点に計700人が参加するエンターテインメントスクールを主宰している。

 ただ、彼らの活躍の場はまだ限られていると、牧野さんはもどかしさも感じる。「パワーや可能性に気づいてもらえたら」と、歌にも挑んだ。

 9月に完成した初のCD「LOVEJUNX」には3曲を収めた。1曲目の「LA LA LA One Life」は、メンバーの待寺(まちてら)優さん(27)が、軽快なリズムで命の尊さや自分らしく生きることを歌う。2曲目は、角谷(すみや)藍子さん(16)のバラードだ。ダンスパフォーマンスグループ「PaniCrew(パニクルー)」のボーカル植木豪さんら、プロの音楽家が協力した。

 今後、ミュージックビデオを制作する。来年3月3日には、代々木公園(東京都渋谷区)で「世界ダウン症の日」(3月21日)に合わせた無料のライブを計画している。

 こうした取り組みへの支援を、朝日新聞社が運営するクラウドファンディングサイトA―port(https://a-port.asahi.com/projects/lovejunx/別ウインドウで開きます)で来年1月16日まで受け付ける。金額に応じて、特等席でのライブ観賞、CDなどの特典がある。問い合わせは事務局(03・6869・9001、平日午前10時~午後5時)。

 CDは税込み1千円、配信は750円。購入方法などはラブジャンクスのウェブサイト(http://turbox.jp/別ウインドウで開きます)で。(栗田優美)

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