GPファイナル、宮原5位「悔しい思いできてよかった」

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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズの上位6選手が出場するGPファイナルは9日、名古屋市で女子フリーがあり、6選手全員が合計200点を超すハイレベルな戦いになった。日本勢はショートプログラム(SP)3位(74・61点)だった宮原知子(関大)がフリーで138・88点を出し、合計213・49点で総合5位が最高だった。SP5位の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)は、フリーでジャンプのミスが出て128・85点で、合計202・11点の総合6位。

 シニア1年目で15歳のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が合計223・30点で初優勝。マリア・ソツコワ(ロシア)が合計216・28点で2位。SP首位のケイトリン・オズモンド(カナダ)は合計215・16点で3位。4位はカロリナ・コストナー(伊)で、合計214・65点だった。

 SPで自己ベストに迫る74・61点を出した宮原は、フリーは最終滑走。前半の3回転ルッツ―3回転トーループで回転不足が出て、出来栄えでマイナス1・40点。続く3回転フリップも回転不足を取られた。だが、その後は立て直し、ステップ、スピンは最高のレベル4を全てそろえた。演技構成点は5項目中3項目で9点台を出し、71・88点だった。

 左股関節の骨折で調整が遅れていた宮原は演技後「GPファイナルに出られると思っていなかった。ここまで体調が戻ると思っていなかった。ここで悔しい思いができて良かった」と語った。

 SPは73・26点を出した樋口。フリーは3番滑走で、前半の3回転ルッツ―3回転トーループで0・80点の出来栄え加点を得た。だが、中盤の3回転サルコーと3回転ルッツがともに2回転になるなど、ミスが出た。スピン、ステップは最高のレベル4を並べ、演技構成点は66・18点だった。「6分間練習から体の調子が良くて、ジャンプも跳べていた。だけど、緊張して体が動かなかった」と振り返った。

 SP2位(76・27点)のザギトワはフリーの5番滑走で、147・03点。すべてのジャンプを基礎点が1・1倍になる演技後半に固める構成。3回転ルッツ―3回転ループで1・30点の出来栄え加点を得て、13・51点を稼いだ。スピン、ステップは最高のレベル4で、技術点は76・61点。演技構成点も5要素全てで8点台後半を並べ、70・42点だった。

 SP4位(74・00点)だったソツコワは、フリーの2番滑走で今季自己最高の142・28点。冒頭の3回転ルッツ―3回転トーループで1点の出来栄え加点。演技後半の3連続ジャンプでは12・52点を稼いだ。演技構成点も5要素とも8点台でそろえ、68・69点だった。

 SP首位(77・04点)のオズモンドは、フリーの4番滑走で138・12点にとどまった。冒頭の3回転フリップ―3回転トーループの2連続ジャンプで1・60点の出来栄え加点を得た。だが、演技後半の3回転サルコーでミスが出た。演技構成点は4項目で9点台を出し、72・62点だった。

 SP6位(72・82点)のコストナーは、フリーの1番滑走で今季自己最高の141・83点。連続ジャンプは3回転―2回転の組み合わせとジャンプ構成は他の選手より劣るが、持ち味のスケーティング技術を存分に発揮し、演技構成点は全選手で最高の74・96点。スケート技術(9・46点)、要素のつなぎ(9・11点)、演技表現力(9・39点)、構成(9・39点)、音楽の解釈(9・50点)と高得点を並べた。

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