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 県内で手漉(す)き和紙をなりわいとする「最後の職人」といわれた八代市妙見町の宮田寛さん(83)の工房跡で、伝統継承を目指す市民団体が和紙の作品展を開いている。会場には若者のアイデアによる作品も並び、来場者を楽しませている。

 現在の妙見町と宮地町を含む一帯は以前、宮地村と呼ばれた。作品展を主催する「宮地紙漉きの里を次世代につなぐ研究会」などによると、宮地村で作られる「宮地手漉き和紙」は高級とされ、職人たちは江戸時代の肥後細川藩から給与にあたる扶持米(ふちまい)を支給されるなど厚遇を受けたという。

 だが昭和に入り、機械製造の洋紙に押されて障子紙やちり紙の需要が減り、和紙職人の廃業が続出。県内では1970年代後半から宮田さん1人になったといわれる。作る和紙は79年に県の伝統的工芸品に指定され、2012年度の県民文化賞を受賞したが、その宮田さんも今年に入って「体力も気力もなくなった」と引退。現在は「和紙の魅力を若い人たちに知ってもらいたい」と「研究会」の活動に協力している。

 作品展会場となった工房(職屋…

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