拡大する写真・図版 スウェーデン・アカデミーで7日、記念講演するカズオ・イシグロさん=ロイター

[PR]

 10日にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんは、式典に先立ち7日にストックホルムで開かれた受賞の記念講演で、代表作である『日の名残(なご)り』と『わたしを離さないで』の創作秘話ともいえる「ある夜」の出来事を明らかにした。映画から転機を得、歌から学ぶ……日常生活から糧を得る、イシグロさんらしいエピソードに注目した。

 スウェーデン・アカデミーであった講演の題は「My Twentieth Century Evening - and Other Small Breakthroughs」。「私の20世紀の夜――そして、他のささやかな突破口」と訳せる。だが、イシグロ作品を手がける翻訳家、土屋政雄さんに相談すると、「特急二十世紀を観(み)ながら思ったこと――そして壁を破ってくれた小さな事ども」と訳してくれた。

 「特急二十世紀」は、1934年の米国映画「Twentieth Century」の邦題。この映画を見た夜が、作家カズオ・イシグロの「ターニングポイントになった」という。

 2001年、ロンドンでのある…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら