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 JR東海が発注したリニア中央新幹線の建設を巡り不正な受注があったとされる事件で、東京地検特捜部は工事を施工しているゼネコン大手・大林組の土木担当副社長を任意で事情聴取していたことがわかった。特捜部はゼネコン大手・鹿島(東京)の社員からも任意で事情聴取し、名古屋市街地のリニア工事用の非常口新設工事の入札の経緯について解明を進めている。

 関係者によると、特捜部が任意聴取した鹿島の営業担当社員はJR東海担当。大林組の8日の家宅捜索の容疑となった「名城非常口新設工事」の受注経緯などについて事情を聴かれたとみられる。

 鹿島はリニア関連工事で昨年2~8月、JR東海や同社の委託を受けた独立行政法人「鉄道・運輸機構」から、トンネル工事を2件、非常口工事を1件、いずれもほか2社と共同事業体(JV)を組んで受注している。

 鹿島は1840年の創業で、17年3月期の連結売り上げは1兆8200億円。大林組、清水建設、大成建設とともに「スーパーゼネコン」と呼ばれている。