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 冬に流行しやすいノロウイルスによる食中毒を防ごうと、福井県立病院(福井市)が入院患者に給食を配膳する際に使う新しいカートの導入を進めている。再加熱しても食事の味を損なうことなく、ウイルスを死滅させることで、患者が安心して食べられる病院食を目指している。

 県立病院によると、調理の際に食材を中心部まで85度以上かつ1分以上加熱することで、ノロウイルスによる食中毒への対策をしている。食材は調理後に一度冷却する。2日後に盛り付けるときに温める必要があるが、旧来のカートの内部では75度以上で1分以上の再加熱しかできず、感染性の高いノロウイルス対策としては課題があった。

 さらに、調理方法が異なる主菜や副菜、汁物を提供するが、旧来のカートでそれらを一緒に再加熱した場合、一部が焦げたり、水分がなくなったりするなどの問題も出ていた。

 そこで、県立病院とカートメーカーの「エージーピー」(東京都)が2014年から共同で開発してきたのは、85度以上で90秒以上再加熱できるカート。新たに開発した制御ソフトを利用することで、異なる種類を一緒に再加熱しても味を損なわないようにすることが可能になったという。また、下村漆器店(鯖江市)とともに、食事の内容に合わせて伝熱力を適合させる食器や耐熱性を上げたトレーも開発した。

 新しいカートは10月下旬から本格的に使われるようになり、21機(11月28日現在)を導入している。稼働しているカート約50機全てを19年度までに新しいものに置き換える予定だ。

 県立病院栄養管理室の小寺由美…

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