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 阪神・淡路大震災が起きた当時は高校1年生で、兵庫県明石市に住んでいました。自宅の2階で寝ていたら、縦揺れとものすごい音がして、つり棚に入れていた本が降ってきて体が埋まってしまった。

 部屋に入ってきた姉に「余震に気をつけて」と言われ、地震だと分かったんです。テレビをつけると、阪神高速の高架が横倒しになっていた。よく遊びに行った三宮センター街のアーケードが落ちていた。

 再び訪れるようになったのは、街が落ち着いてから。思春期の悩みと今後の世界への不安が重なって、極力見ないようにしていました。東京の大学に行ったのも、距離をとりたかったからかもしれません。

 でも、22、23歳で書き始めた小説には毎回、地震で生き埋めになるモチーフが出てくる。どう生きていけばいいのかを考えると、必ず思い出すのが震災でした。ずっと心に引っかかっていたんでしょう。

 昨年に発表した小説「塔と重力…

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