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 東京大学の中島保寿研究員ら日独仏の研究チームは、ドイツの約2億500万年前の三畳紀の地層から新種の首長竜の化石を発見した。これまで見つかった首長竜の化石の中で最も古く、記録を約500万年さかのぼるという。

 13日付の米科学誌サイエンス・アドバンシズに論文を発表した。首長竜は、恐竜と同時代の海にいた巨大な爬虫(はちゅう)類。長い首にずんぐりした胴体を持ち、4枚のひれ脚で泳いでいた。これまで三畳紀の後のジュラ紀(2億100万年~1億4500万年前)に出現したとみられていたという。

 化石の体長は推定約2・4メートル。背骨などにこれまでの仲間にない特徴があり、新種と判断した。三畳紀末には、生物の大量絶滅があったことが知られている。研究チームの林昭次・岡山理科大学講師は「首長竜は大量絶滅を生き延び、その後繁栄した可能性が高い」と話している。(小堀龍之)