広島平和資料館本館の再開、19年春に延期 補修工事で

宮崎園子
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 内装・展示変更のために閉鎖している広島平和記念資料館本館(同市中区)のリニューアルオープンについて、広島市は11日、予定していた2018年夏から19年春へ延期すると発表した。

 作業中に天井板や化粧板などを取り外したところ、1955年の完成当時のコンクリートがあらわになり、欠損などが判明して補修の必要性が生じた▽展示物の館内での移設に想定以上の時間がかかる――などが原因。さらに耐震改修工事でも、建物の基礎の一部が、建築家の故・丹下健三が書いた設計図とは異なる形になっていることが判明。同館は重要文化財に指定されており、工事に文化庁文化審議会の審査を経る必要が出たという。被爆75年となる20年の原爆の日に開かれる平和記念式典には影響がないという。

 東館は今年4月にリニューアルオープンしている。(宮崎園子)