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 柔道部の練習中に生徒がけがをしたのは安全への配慮を怠ったからだとして、愛知県警が私立愛知高校(名古屋市千種区、松本正孝校長)の60代男性教諭を業務上過失致傷容疑で書類送検していたことが、捜査関係者や高校への取材でわかった。5日付。容疑を認めているという。

 捜査関係者によると、5月22日にあった柔道部の練習で1年生の男子部員(16)が乱取り稽古で頭などを強く打ち、けがをする事故があった。書類送検された教諭は当時、部の顧問で、指導の際に安全配慮の義務を怠った疑いがある。

 愛知高によると、男子部員はその後、頭痛やめまいなどの症状が出る「脳脊髄(せきずい)液減少症」と診断されたという。現在も学校を休むなど完治しておらず、男子部員の保護者が11月に県警へ被害届を出していた。

 男子部員は柔道未経験者で、4月に入部したばかり。受け身の練習を経た上で、乱取り稽古に進んでいた。教諭は約40年の柔道の指導経験があったという。教諭は10月に部活動の指導停止処分を受け、柔道部は現在休部中だという。愛知高の比沢徹夫教頭は「事故が起こったことや適切な対応が出来ず、申し訳ない。再発防止を尽くす」とコメントした。