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 もしあなたがスポーツ庁長官だったら、どんな施策を実行しますか――。

 鈴木大地長官は12日、国民のスポーツ実施率を上げるため、一般の人や行政から施策や企画を募集すると発表した。選考の結果、長官賞に選ばれれば、「憧れのオリンピアン・パラリンピアンとスポーツ体験」ができるという。就任3年目。ソウル五輪・競泳背泳ぎの金メダリストでもある鈴木長官が自らの発信力と人脈を生かし、異例の公募に打って出た。

アスリートとスポーツ体験も

 「いわゆる『スポーツムラ』以外の人が、どんなライフスタイルを送っているのか、まだまだ把握できていないところがある。いろんな人から意見を聞いてみたい」。2015年秋のスポーツ庁発足から初代長官を務めてきた鈴木長官は、記者会見で企画公募の趣旨をこう説明した。

 書類選考やプレゼンを経て、長官賞に輝いた施策は国が実施を検討する。副賞には、希望するアスリートと一緒にスポーツ体験ができる特典を用意するという。

 フィギュアスケートの羽生結弦選手と一緒に滑ったり、陸上の桐生祥秀選手と100メートルを走ったりすることもできるのかと担当者に尋ねると、「アスリートによってできる、できないはあるかもしれないが、スポーツ庁として最大限努力をさせていただく」。

金メダル級のアイデアを

 企画の条件は①国民のスポーツ実施率の向上に関係する事業であること②ターゲットを明確にしている③費用や効果を示している④1年以上3年以内の事業を想定――だ。

 募集期間は来年1月9日から31日で、ウェブサイトで募集する。A4用紙2枚以内の企画書を提出。年齢や性別、国籍や職業は問わない。都道府県または市町村の「行政部門」としての参加も可能で、行政部門で長官賞に選ばれれば、「鈴木長官の一日派遣」の権利が得られる。

 鈴木長官は「みんなが元気になるための施策をスポーツ庁長官になったつもりで考えていただき、提案していただきたい」。思わずうなってしまう金メダル級のアイデアを待っている。(照屋健)