[PR]

 2017年を表す漢字は「北」。日本漢字能力検定協会(京都市東山区)は12日、全国から募った「今年の漢字」を京都・清水寺(同)で発表した。森清範貫主(せいはんかんす)が縦1・5メートル、横1・3メートルの和紙に墨で書き上げた。

 15万3594票の応募のうち、「北」は最多の7104票だったという。同協会によると、選んだ理由で多かったのは、弾道ミサイル発射や核実験強行など北朝鮮による脅威▽九州北部豪雨による被害▽天候不順で北海道産ジャガイモが不足し、ポテトチップスの一部が販売中止に▽プロ野球・北海道日本ハムの大谷翔平選手が米大リーグに移籍し、早稲田実業高から清宮幸太郎選手が入団▽競馬でキタサンブラックが活躍、など。

 2位は「政」(3571票)、3位は「不」(3323票)、4位は「核」(3138票)、5位は「新」(2958票)だった。

 森貫主は「『北』という漢字は2人が背を向けている姿を表している。同じ2人でも『仁』はお互い話をし、平和な世の中を築こうという仁愛に通じる。話し合いをしなければ思いは通じない。平和に向かって努力することが大事だ」と感想を述べた。

 今年は「清水の舞台」で知られる国宝の本堂が檜皮(ひわだ)屋根のふき替え工事中のため、7年ぶりに奥の院(国重要文化財)で発表された。(大村治郎)