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 熊本市議会は12日、北口和皇(かずこ)市議(59)に対する辞職勧告決議案を全会一致で可決した。市の契約への働きかけなどが「不適正」と認定されていた。北口市議への辞職勧告は4回目。北口市議は、この日の本会議を体調不良による入院を理由に欠席した。

 今回の辞職勧告は、先月の市の外部監査報告で、北口市議が代表理事を務める市漁協に市が委託した2012~15年度の外来魚捕獲業務などの契約6件中5件が「不適正」と認定されたことを受けたもの。業務内容を明確に示さなかったり、競争入札にすべき事業を随意契約にしたりしていたという。

 北口市議は、業者や市職員らに暴言を吐くなどした10~16年の複数の行為が市の対策会議で「不当要求」と認定され、15年11月と16年12月にも辞職勧告決議が可決されている。16年10月には市政治倫理審査会からも辞職を勧告された。いずれも法的拘束力はなく、辞職はしていない。

 大西一史市長は記者会見で「政倫審を含めると4回目の辞職勧告。事態は大変異常と言わざるを得ない。(勧告に)もし沿わないのであれば、市民に対して説明責任を果たすべきだ」と話した。(沢田紫門)