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 NHKは12日、インターネットでの番組同時配信について実験結果の速報値を発表した。実験の参加者のうち約6割が同時配信を利用し、期間中の平均利用率は18・4%だった。

 目的を示して募集した全国の16~69歳の5400人が対象。10月30日~11月26日の午前5時~翌日午前1時の番組を同時配信した。パソコンやスマートフォンでログインしてもらい、利用を促すメール配信を週2~3回、アプリでの通知も毎日複数回行った。

 1秒以上同時配信を利用した人は累計で59・0%。利用率は当初がピークで減少傾向をたどり、最後の1週間の平均利用率は14・6%。松坂千尋経営企画局長は「最後まで継続的な利用があった」と述べた。

 年代別では、10代で36・3%、20代で48・5%が利用。放送でのNHKへの接触率より高かったという。テレビを持っていない人でも51・3%に上った。

 視聴者数が多かった3番組は、「鶴瓶の家族に乾杯」(308人、10月30日)、「2017NHK杯フィギュア」(282人、11月11日)、「ニュースウオッチ9」(277人、10月30日)だった。

 同時に実験した「見逃し配信」は、累計53・9%が利用。期間中の平均利用率は15・0%だった。

 NHKは2019年度に常時同時配信を始めることを目標としている。(滝沢文那)