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 豪州原産の古代魚「オーストラリアハイギョ」と一緒に未承認の識別用マイクロチップを輸入し、販売したなどとして、警視庁は13日、東京都あきる野市の観賞魚輸入販売会社「大倉企業」の男性社長(38)=東京都昭島市=と社員の計3人を、医薬品医療機器法違反(未承認の動物用医療機器の販売など)の疑いで書類送検し、発表した。いずれも容疑を認めているという。

 生活環境課によると、3人は5月1日、豪州からオーストラリアハイギョ62匹とともに農林水産相の承認のない識別用マイクロチップ62セットを輸入し、千葉県酒々井町の東関東自動車道のパーキングエリアで同業2社の経営者ら2人に販売するなどした疑いがある。同課はこの2人も顧客に未承認のチップを売ったなどとして同法違反容疑で書類送検した。

 オーストラリアハイギョは「肺魚」の仲間で、豪州の一部地域の川にのみ生息する。肺が未発達で、えら呼吸以外に水面に口を出して呼吸をする。原始的な姿をとどめており、「オーストラリアのシーラカンス」とも呼ばれる。ワシントン条約で取引が制限されており、豪州から持ち出す場合は許可証のほか、識別用のマイクロチップを埋め込む必要があるという。