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 「最後の役者浮世絵師」と呼ばれる名取春仙(1886~1960)の、あえて役者絵以外の風景や人物、動物画など約70点を集めた「あれも!? それも!? これも春仙!? 名取春仙の仕事展」が南アルプス市小笠原の市立美術館で開かれている。来年1月31日まで。

 春仙は日本画家として活躍する一方、島崎藤村らの新聞小説の挿絵や石川啄木らの文芸本の装丁口絵なども手がけている。会場ではイヌやネコをモダンに描いた作品のほか、東京朝日新聞で連載された夏目漱石「それから」の挿絵などがパネルで展示されている。

 矢野晴代学芸員は「美しい色使いと表情を的確に捉える春仙の特徴はここでも発揮されている」と話す。

 午前9時半~午後5時(入館は午後4時半)。一般300円、大学・高校生250円、中学・小学生150円。問い合わせは市立美術館(055・282・6600)へ。(渡辺嘉三)

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