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 子ども関連の活動をしているNPO法人の理事長らが14日、「『ブラック校則をなくそう』プロジェクト」を立ち上げた。大阪府立高校の女子生徒が頭髪の黒染めを強要されたと訴えた問題をきっかけに、理不尽な校則や運用方法に注目し、時代に合ったルールにしていく議論を進めたいという。

 プロジェクトは、学習支援のNPO法人「キッズドア」理事長の渡辺由美子さんら3人が発起人となり、「ストップいじめ!ナビ」代表で評論家の荻上チキさんがスーパーバイザーを務める。野球解説者の古田敦也さんら、約30人の著名人が賛同している。

 具体的な活動としてはまず、インターネットを使って校則の種類や年代・地域による偏りを調べ、校則で苦しんだり、厳しい指導を受けたりしている子どもの声も集める。また、不合理な生徒指導が教員の長時間労働につながっている可能性もあるとみて、教員にもインタビューする。インターネットで署名を集め、調査を踏まえた政策提言とともに、来春に文部科学省に提出する予定だ。

 会見をした渡辺さんは、「個別の学校を問題視したり、教育委員会と対立したりするものではない。学校で安心して学べる環境を社会全体で考えていければ」と話した。(杉原里美)