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 62万人以上のイスラム教徒ロヒンギャが難民になっている問題で、国際NGO「国境なき医師団」(MSF)は14日、ミャンマー政府が掃討作戦を始めてから最初の1カ月間で、少なくとも6700人のロヒンギャが殺害されたとの推計を発表した。難民への聞き取りに基づいたもので、ミャンマー政府発表の死者数と大きく異なっている。

 MSFによると、ロヒンギャの武装集団の襲撃事件を受けて掃討作戦が始まった8月25日からの1カ月間で、少なくとも9千人のロヒンギャが亡くなった。71・7%は暴力によるもので、少なくとも6700人が殺害された。うち730人が5歳未満の子どもとみられるという。また暴力で亡くなった死因の約7割が銃撃だったという。

 11月、バングラデシュの難民キャンプで抽出した約1万1千人を対象とする調査から推計した。MSFは「ロヒンギャがどれだけ暴力で命を奪われたかという証拠だ。調査できていない人も考えれば犠牲者はもっと多いと考えられる」としている。

 ミャンマー政府は現時点までの犠牲者は計430人で、そのうち387人は武装集団の「テロリスト」であり、市民の犠牲は28人だと発表している。同政府はMSFの調査について「何もコメントすることはない」としている。(ビエンチャン=染田屋竜太)

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