プーチン氏、独演4時間 年末恒例「大記者会見」とは

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モスクワ=喜田尚、中川仁樹
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 ロシアのプーチン大統領が14日、年末の恒例となっている大型記者会見に臨んだ。プーチン氏が1人で3~4時間にもわたって、国際問題からロシアの内政、果ては地方の行政問題まで、ありとあらゆる質問に答える。「大記者会見」と呼ばれるこの独演会は、今年ですでに13回目だ。

 今年登録された記者は1640人。外国メディアのほか、ロシア全土から大勢の記者が集まる。

 ロシア・メディアの記者にとっては、年に一度の「お祭り」のようになっている。何とか質問の指名を受けようと、広いホールを埋めつくした記者たちは派手なプラカードや横断幕を掲げてプーチン氏の気を引こうとする。

 「シベリアのラジオ」「中国とロシア」「学校」「税金について」など、質問内容を掲げる者もいる。遠いところからやってきたことを強調するため、地名を大きく書いたプラカードも多い。赤い衣装と帽子のロシア版サンタクロースの格好や民族衣装の帽子をかぶっている記者もいた。

 記者会見の開始前、会場内には「カメラマンの撮影の邪魔になるのでA3以上の大きさの紙はご遠慮を」とのアナウンスも流れた。それでもプーチン氏が現れると、記者らは一斉に立ち上がって頭上にプラカードをかざした。後ろのカメラマン席から悲鳴が聞こえた。

 広大なロシア。地方で取材している記者にとっては大統領に直接質問をぶつけられる数少ない機会だ。プーチン氏とペスコフ大統領報道官が順番に記者を指名するが、あたった記者は総じて興奮気味だ。

 「教育問題が」「光熱費が」など、自分の地方の問題を早口でまくし立てる。プーチン氏が苦笑いを浮かべながら、我慢強く記者の話が終わるのを待つ姿も、この記者会見ならではだ。

 別の記者の質問に答えるプー…

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