[PR]

 15年をかけた代表作『ローマ人の物語』をはじめ、半世紀近く地中海世界を書いてきた作家、塩野七生さん(80)の『ギリシア人の物語』が完結した。1年に1冊のペースで歴史長編をシリーズで出してきた。アテネの民主政がたどった歴史から、「民主主義は一筋に守り抜こうとしても守れない」という。

 『ギリシア人の物語』(新潮社、全3巻)は2500年をさかのぼり、古代ギリシャの都市国家(ポリス)アテネを通して民主主義の本質を見つめる。

 「これで歴史エッセーは終わり」が開口一番。「執筆を始めれば休みはなし。ニュースを見てぴっとひらめく。メモをする。そういう集中力を持続させる体力がなくなりました」。地中海が西洋史の中心だった時代を書ききったという気持ちも大きい。それにね、と加える。「いい男はみんな書いちゃったから」

 最終巻の主人公は紀元前4世紀…

この記事は有料会員記事です。残り1319文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り1319文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り1319文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

こんなニュースも