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 東京都江東区の富岡八幡宮の宮司、富岡長子(ながこ)さん(58)が弟の富岡茂永(しげなが)容疑者(56)=死亡=に殺害されたとされる事件で、茂永容疑者が富岡さんの宮司退任を求める手紙を事前に2800通用意していたことが、警視庁への取材でわかった。手紙には茂永容疑者の署名と指印があり、親指の指紋と一致したという。

 捜査1課によると、手紙は、富岡さんの八幡宮からの追放や自分の息子を宮司にすることなどを要求し「実行されなかった時は、死後においても怨霊となり、祟(たた)り続ける」などとする内容。2800通を便利屋に預け、事件当日の7日、「8日朝に江東区以外のポストから投函(とうかん)してくれ」と依頼していたという。手紙は9日以降、全国の神社に1千通、氏子が通う学校や飲食店などに1800通郵送されていたのを同課が確認したという。

 また、現場に残されていた凶器とみられる日本刀2本は、9月に台東区の刀剣販売店でそれぞれ約53万円と約33万円で茂永容疑者が購入していたという。