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 日本政府は来年末に改定する防衛計画の大綱に、新たな防空構想を盛り込む方針だ。最新鋭の巡航ミサイルなどに対抗しようと、米軍が進める「統合ミサイル防衛(IAMD)」構想に、日本も連携して実現しようとするものだが、IAMDとこれまでの弾道ミサイル防衛(BMD)とは何が違うのか。なぜ新構想が必要で、米国は日本に何を期待するのか。IAMDの第一人者、トーマス・カラコ米戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員に聞いた。

 米国が弾道ミサイル防衛(BMD)から、統合防空ミサイル防衛(IAMD)構想に移行したのは、現在のミサイルの脅威に対応するためだ。

 いまや弾道ミサイルのみならず、巡航ミサイルや誘導ロケット、無人機など実に多様なミサイルが存在し、これまでと異なる技術が使われており、対応が複雑化している。

 ロシアはウクライナやシリアで無人機を飛ばし、中国も南シナ海で使っている。それらに米国や同盟国がどう迅速に対応できるかという問題がある。

 「極超音速滑空ミサイル」というハイブリッド兵器は、弾道ミサイルから打ち出され、非常に高速で加速する滑空ミサイルだ。これは弾道ミサイルのような単純な(放物線の)軌道ではなく、遠隔操作できる。つまり、迂回(うかい)経路をとる可能性もあり、どこから発射され、どこを狙ったのものか予測が非常に困難だ。中国はこのミサイル開発に力を注ぎ、驚くべきペースで試験を繰り返している。

 中国の意図は不明だが、南シナ…

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