【動画】内戦が続く南スーダンの首都ジュバの避難民キャンプで、小さな希望を胸に生きる人たち=石原孝撮影
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 「もう希望は失った」。2011年に独立したアフリカ東部の南スーダン。紛争を逃れた人々が避難する首都ジュバのキャンプで先月、ニャルアク・ボル・ニャクさん(35)は、力なく答えた。

 会社勤めの夫、4人の子どもとジュバ近郊で暮らしていた。政府軍と反政府勢力の衝突で内戦に陥ったのは、約4年前の13年12月15日。翌日、最低限の家財道具を手に取り、国連が設けたキャンプに避難した。

 最初は1~2週間で家に戻れると思っていた。だが、戦闘は全土に広がり、状況は悪化の一途をたどった。キャンプにはテント式住居がひしめき合い、3万8千人以上が暮らす。

 電気は通っていない。水も不足気味。ソルガムという穀物などの食料配給が国連から定期的にあるが、「1日1食しか食べられない時もある。肉や魚はここに来てから食べていない」。

 1歳から15歳の子どもたちは、ぼろぼろのマットや地面の上で眠る。学校に通わすこともできていない。長男はキャンプ内でトラックの荷下ろしの仕事をし、家計を支える。

 だが、「ここ(キャンプ)にいれば、殺されることも、誘拐されることもない」。命があり、家族が一緒にいられるのが幸せだという。「取材されているこの瞬間も幸せ。私たちの暮らしや声を日本や世界の人に知って欲しい。平和を、希望を取り戻したい」。記者の目をじっと見つめた。

 「キャンプの外に出れば殺され…

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