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 (17日、防府読売マラソン)

 7年連続出場の川内優輝は勝負どころを熟知していた。33キロ過ぎの坂で思い描いた通りにスパートし、浜崎と一色を振り切った。「今回は優勝が目標だったので有言実行できてうれしい」。表彰台のてっぺんで笑みがこぼれた。

 2週間前の福岡国際では1キロ3分の速いペースについていけず、17キロ地点で遅れた。それでも粘って9位。福岡より2キロほど絞った体と、3分6秒ほどのゆったりペースで「今日は頭がクリアだった。冷静にレースを進められた」。77回目のフルマラソンで13度目の2時間10分切りこそ逃したが、2020年東京五輪の代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への切符は手にした。ただ、そのレースへの興味の薄さは相変わらず。「出場するかどうかも分からない」

 監督賞が出るこの大会。毎年連れ添う84歳の祖父が表彰台に立ち、「祖父もだいぶ年なので。良い孝行ができました」と満足そうだった。