【動画】開幕した中芸軍鶏組合のシャモ闘鶏=笠原雅俊撮影
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 安田町の中芸軍鶏(しゃも)組合で今年もシャモ闘鶏が開幕した。気性の荒い体長70~80センチ、体重5~6キロのオスのシャモ2羽が真剣勝負を繰り広げている。毎週日曜に開かれ、来年6月の決勝戦で優勝シャモが決まる。

 安田町では江戸時代から闘鶏が行われている。農家が農閑期に田んぼでニワトリを使って闘わせて楽しんだのが始まりという。全国的にも珍しい闘鶏施設で、直径1・8メートル、高さ70センチの「ぼん」と呼ばれる四つの土俵がある。

 シャモは叫び声をあげて飛び上がり、蹴りを入れたり、くちばしで相手を攻撃したり。逃げたり倒れたりすると負けだ。闘いでポイントを積みあげ、決勝戦進出を目指す。優勝シャモには優勝旗が贈られる。時間は出場権を得る初回は20分。その後は双方が話し合い、20分、30分、40分、60分間と決める。決勝戦は90分間も闘う。

 約30人の組合員が、卵から手塩に掛けて育てたシャモを軽トラックで連れてくる。中には150羽ほどを育てている人もいるという。広島、岡山、愛媛など他県からシャモを連れて挑戦する人もいる。組合長の西岡貞美さん(84)は「自分の育てたシャモが相手を倒して勝利することがだいご味。多くの人に見て欲しい」と話している。

 元日午前10時からは「正月場所」がある。毎年、見物客で満員になるという。(笠原雅俊)