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 18日午前9時20分ごろ、大阪市東淀川区上新庄2丁目の阪急京都線上新庄駅で、高齢の女性がホームから線路に転落し、回送電車(8両編成)にはねられた。大阪府警によると、女性は病院に搬送されたが、約1時間20分後に死亡が確認された。そばに落ちていた障害者手帳から、女性は89歳で、目が不自由だったとみられるという。

 東淀川署によると、女性はホームを歩いていて徐々に線路側に寄っていき、転落したという。現場には女性のものとみられる杖が落ちていた。同署は、女性が過って転落したとみて調べている。女性は転落後にホーム下の待避スペースに入り、杖を線路付近の何かに当てるようなしぐさをしていたとの目撃情報もある。

 阪急電鉄によると、同駅のホームの幅は約5メートル。ホーム内側を線状の突起で示す「内方線」付きの点字ブロックはあるが、転落を防ぐホーム柵は設置されていない。

 目の不自由な人が駅ホームから転落する事故は10月にもJR阪和線富木駅で発生するなど各地で相次いでいる。転落防止に有効なホーム柵の設置は一部で導入の動きがあるが、まだ普及は進んでいない。ひと駅あたり数億円規模とされる費用が負担になっている。

 阪急は十三駅でホーム柵設置を計画するが、実際に設置した駅はない。近鉄、阪神、南海、京阪もまだ導入していない。JR西日本も大阪駅の一部ホームなど在来線では計6駅の設置にとどまる。いずれも今後設置を進める予定だが、乗降客の多い主要駅に限られる。

 国土交通省によると、全国の約9500駅のうち設置は686駅(今年3月時点)にとどまるという。