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 全国の小学生による投票が進む2020年東京五輪・パラリンピックの大会公式マスコットを決める選挙(12月11日~来年2月22日)について、朝日新聞は序盤の情勢を探った。市松模様をまとったア案のマスコットが頭一つリードし、招き猫やこま犬がモデルのイ案と、キツネとタヌキをモチーフにしたウ案が激しく追っている――。

 といっても、これは実際の投票とは全く関係のない「模擬投票」の話。12月13~15日の3日間、朝日新聞東京本社に社内見学に来てくれた小学生389人に聞いた結果だ。

 ア案を推したのが155人、イ案が112人、ウ案が116人。「関心がない」として、どれも選ばなかったのが6人。アがややリードしたが、イにもウにも票は集まり、人気が割れていることがうかがえる。

 今回選んでくれたのは、東京都の江戸川区立西一之江小6年、葛飾区立中之台小5年、私立玉川学園小学部5年、千葉県の千葉市立磯辺第三小5年、成田市立向台小5年の子どもたち。低学年の1~4年生に聞いたら、また違った結果が出たかもしれない。

 実際の選挙は、希望する全国の小学校や特別支援学校がインターネットを通じて、1クラスにつき1票を電子投票する。そして最も票を集めたキャラクターが大会公式マスコットになる。当然、クラス内でも様々な意見が出るはずで、「自分とは違う案を推す友達の声にも耳を傾け、議論し、多様性や意見の違いを感じて欲しい」というのが大会組織委員会の願いだ。

「投票率」は開始1週間で50%に迫る勢い

 電子投票するには組織委の特設サイトへの事前登録が必要だが、12月19日現在で、全国の約2万1200校のうち1万10校が登録を済ませた。組織委の高谷正哲スポークスパーソンは「投票開始後わずか1週間で全国の半数近くの学校に登録してもらい、大変ありがたい。自分も大会に関わったという意識が生まれ、子どもたちの一生の思い出になると思う」と、積極的な投票を呼びかけている。

 組織委は、投票校数(あるいはクラス数)の中間結果を1月ごろに公表する予定だが、ア~ウ案それぞれの得票数の中間結果は「その後に投票する子どもたちに影響を与えてしまう可能性がある」との理由から公表しないという。最終結果の発表は2月28日だ。(平井隆介