エルサレム「首都」撤回求める決議案、廃案に 安保理

ニューヨーク=金成隆一
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 国連安全保障理事会は18日(日本時間19日未明)、エルサレムイスラエルの「首都」と認定した米トランプ政権に撤回を求める決議案を採決し、米国以外の14カ国がすべて賛成したが、常任理事国である米国が拒否権を発動し、廃案となった。米国と国際社会の亀裂が改めて鮮明になった。

 決議案はエジプトが作成した。決議案は米国の名指しを避けながらも、エルサレムの地位に関する「最近の決定に深い憂慮」を明記。エルサレムの地位について「交渉を通じて解決されるべき」問題と指摘し、地位の変更を主張する決定や行動を「無効」としていた。

 採決では、普段は米国と歩調を合わせることの多い英仏など欧州の理事国や、非常任理事国の日本もみな賛成した。(ニューヨーク=金成隆一)