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 前橋市消防局は18日、来年6月に市南部(同市朝倉町、後閑町)へ移転する前橋赤十字病院に、医師や看護師が乗り込んで現場に駆けつける救急車「ドクターカー」の運用拠点を置くと発表した。医師を救急現場に直行させることで、医療行為の開始までの時間短縮を図るのが狙いだ。

 ドクターカーは群馬県全域をカバーするドクターヘリが悪天候などで飛べない場合に補えるように、市消防局と同病院が2013年2月から運用を始めた。現在は重傷病とみられる通報があれば、消防署から救急車で病院に医師を迎えに行って現場に急行する「ピックアップ方式」と呼ばれる方法で運用している。これまで年間約400件の出動実績がある。

 今回、病院に救急隊員3人を常勤させ、出動要請に即座に対応できる「ワークステーション方式」を導入する。救急隊員と医師がドクターカーに同時に乗り込み、現場に駆けつけるため、ピックアップ方式より1~2分間、医療行為を始めるまでの時間短縮が見込めるという。運用は午前8時45分~午後5時45分だが、同病院の中野実院長は「全力を尽くし、将来的には24時間の運用に持っていければと思っている」と語った。

 これに伴い、市消防局は今年度中にも、群馬大学医学部付属病院と連携してドクターカーの試験運用を始め、市内のドクターカーを2台態勢とすることを決めた。群大病院は前橋赤十字病院移転に伴い、手薄になる市北部(国道50号以北)を主な対象とする。

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