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 北朝鮮の弾道ミサイルに対応するため、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」2基の導入が閣議決定された19日、東京都千代田区で「軍拡につながる」と導入に反対する集会が開かれた。

 市民ら約140人が参加。軍事評論家の前田哲男さんは「今年初めに『イージス・アショア』という言葉を知っていた人がどれだけいたか」として政府の説明や国会での議論が不十分だと指摘。「北朝鮮の脅威をあおり『国難』という言葉を巧みに利用することに怒りを覚える」と批判した。

 政府は導入をめぐり、今年度補正予算案に28億円、2018年度の当初予算案に7億3千万円の関連経費を計上する方針。本体の設置には1基あたり1千億円弱がかかる見通しだ。この日の集会の呼びかけ人の一人、武内暁さんは「これだけの軍事費が本当に必要なのか。市民の暮らし、子どもの未来のために税金を投じるべきだ」と訴えた。(清水大輔)