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 愛知県豊田市は、所有する戸建ての住宅計5戸を売却する。かつて教職員用の住宅として使われ、空き家になっていた。最も高くて980万円で、34万円という物件もある。自然豊かな場所にあることから、市は「田舎暮らしを希望する人に最適」と応募を呼びかけている。

 物件は旭地区に2戸、小原地区に3戸ある。土地の広さは390~580平方メートルで、木造平屋建て、ないしは2階建ての住宅が1、2棟建っている。広さは各47~69平方メートル。建てられたのは1978~94年。設定している最低価格は34万~980万円。「庭が広いので家庭菜園に使える」「支所に近い」(小原支所)といった「売り」もある。

 教職員向けの住宅は、道路事情が悪く民間の賃貸住宅が少なかった頃、建てられた。空き家となり、市は15年4月に廃止していた。今回、売却対象になったのは市中心部から離れた山間地域にある。

 うち34万円の住宅は、同市杉本町にあり、築40年の木造平屋建て2棟が建っている。市は「資産価値なし」として、解体して建て直してもらうか、耐震補強を含めた大がかりな改修工事が必要とみている。

 買い主で想定しているのは田舎暮らしの希望者。申し込みをした後、地域の住民らとの面接を受けてもらうことになっている。旭支所の担当者は「定住の意思があり、地域に溶け込もうという熱意がある人を優先したい」と話している。

 募集期間は2月9日まで。その後、選考の面接が予定されている。問い合わせは、旭支所(0565・68・2211)か、小原支所(0565・65・2001)へ。(臼井昭仁)