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おやじのせなか

 私の90%は、おとんゆずりです。「だめだなあ」と思う部分はみんな。「エロくて変なおばはん」という芸風もそう。夕ご飯の時などにおとんが話していた悲しみや残酷さを含んだエロ話が、私の今の作風につながっています。

 残りの10%がお母ちゃん。時間を守る、あいさつをするといったまともな部分を受け継いだので、私は犯罪者にならずテレビに出られていると思います。

 おとんは農家の長男で、実家がある岡山県和気町の会社に勤めていました。勉強は苦手。でも、周りに本を読む人も書く人もいないのに、漠然と作家になりたいとあこがれてたんです。新人賞に応募して落選したこともあったようです。

 40、50年くらい前、町には駅前に小さな本屋が数軒あっただけ。たまに1時間くらいかけて列車で岡山市へ出て、たくさん本を買ってきました。お母ちゃんの本棚には童話や恋愛小説などが並んでいましたが、おとんの方は猟奇的な内容の本やエログロなマンガばかりでした。

 そうした本を、まだ漢字もろく…

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