【動画】近江の業・「大與」の和ろうそく=松浦和夫撮影
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 櫨(はぜ)の実から作った蠟(ろう)を、手で何層にもぬって仕上げた和ろうそく。火をつけると、やわらかでふっくらした炎が薄暗い部屋を照らした。

 高島市今津町住吉2丁目の和ろうそく製造「大與(だいよ)」。創業から1世紀を超える老舗で、3代目大西明弘さん(65)と4代目の長男巧(さとし)さん(38)は櫨蠟を使い、手掛けという手法を守って和ろうそく作りをしている。全国でも数少なくなった職人だ。

 工房を訪ね、巧さんの業を拝見した。この日作るのは2寸5分(約7・6センチ)の600本。まず串に蠟をつけ芯を刺す。芯はイグサの茎の髄と真綿を和紙に巻いたもの。これからが手掛けの作業だ。串50本ほどを持って蠟につけ、何度も回しながら蠟を芯になじませる。乾かしたら「下掛け」だ。10本ほどの串を台の上で回し、手のひらですくい取った蠟を親指につけた竹製の爪と指で厚さが均一になるようつけていく。乾かしては掛ける作業を繰り返すこと3、4回。仕上がり一歩手前の太さにする。

 巧さんは下掛けが一番難しいと…

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