[PR]

 東京都内の金券ショップ計3店舗で10月、偽100ドル札が少なくとも45枚見つかっていたことが、警視庁への取材でわかった。3店舗とも両替業務をしており、警視庁は偽造通貨行使などの疑いで調べている。

 上野署と新宿署などによると、10月27日ごろ、台東区の2店舗から偽札の疑いがある100ドル札が20枚ずつ計40枚見つかったと届け出があった。両店の店員は、日本人とみられる男2人が持ち込んだと説明したという。

 同31日には、新宿区の金券ショップで両替して100ドル札5枚を受け取った50代の男性から「偽札ではないか」と届け出があった。いずれも警視庁の鑑定の結果、偽札と判明した。この他、渋谷署にも同時期に偽100ドル札に関する相談が寄せられたという。

 偽札の鑑定を行う民間の偽造通貨対策研究所(東京都中央区)によると、近年見つかる偽ドル札の中には両替店が導入する鑑定機を通過するものもあるという。遠藤智彦所長は、1998年に両替業務が自由化されて以降、外国人観光客の増加に伴い両替店も増えていると指摘。「経験の浅い店員が対応する例が増えて偽札の発見が遅れると、大規模な被害が出る可能性がある」と話している。