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 ガスなどを利用した家庭用熱電併給システム「コージェネレーションシステム」の運転音と不眠などの症状との関連性について、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は21日、「運転音が症状に影響を及ぼしている可能性が考えられる」などとする調査結果を公表した。

 自宅や隣家に設置されたシステムの影響で、不眠や耳鳴りを訴える8件(9人)について調べた。その結果、5件(6人)で、運転を止めると症状が改善したり、不快感がなくなったりしたという。こうしたケースがみられたため、事故調は、運転音と症状との関連性を「否定できない」として可能性を認めた。

 調査結果を受けて事故調は、運転音の低減に向けた対応をメーカーに促すことなどを経済産業省に求めた。環境省にも、運転音の人体への影響について研究を進めることを要求した。

 同システムは、ガスなどを燃料に発電し、排出される熱を給湯や暖房に利用するもの。省エネにつながることが期待でき、家庭用は燃料電池コージェネとガスエンジンコージェネをあわせて計約35万台(今年3月末現在)が販売されたという。