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 100年超の歴史がある京都大吉田寮(左京区)をめぐり、大学側は来年9月末までに旧棟と新棟から退去するよう寮生に通知した。旧棟は老朽化して安全が確保できないことが理由で、新棟はだれが居住しているのか把握できないため、いったん退去してもらうという。通知は19日付。

 旧棟は1913年築、新棟は2015年に完成した。大学側は「旧棟は大地震のときに倒壊か大破する恐れがあり、極めて危険」と指摘。大学側が把握する居住者は約270人(11月現在)だが、広報課は「正確な人数はつかめず、把握できた居住者がどちらの棟にいるのかもわからない」と説明する。

 大学側は自主的な退去を促し、新たな寮生募集もやめるよう求めてきたが、自治会側は募集を続けている。このため通知を出すことにしたという。

 自治会はホームページ上に「自治会・寮生との合意形成を経ずに一方的に通達されたものであり、決して許容できない」と抗議する声明を出した。(波多野陽)