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 「女性が輝く」――。安倍政権がこうした方針を掲げるなど歴代内閣は女性を後押ししようとしてきましたが、長年の課題の「待機児童問題の解消」すら達成できていない現実があります。女性の社会進出が進まず、女性リーダーも育たないのはなぜなのでしょうか。

熊本市議 緒方夕佳さん

 生後7カ月の長男を連れて先月、熊本市議会の本会議に出席しようとしましたが、認められませんでした。「傍聴人は議場に入れない」という規則があり、議員の子供も傍聴人とみなされたのです。開会を遅らせたとして文書で厳重注意されました。

 ある議員からは、「議会は神聖な場だ」と言われましたが、私は民主主義の場であり社会の縮図であるべきだと思います。でも熊本市議会は48人中女性が6人だけ。幼い子供を育てている女性議員は、私ひとりです。

 私は米国の大学院を出て、イスラム圏であるイエメンの国連開発計画(UNDP)の事務所で3年半働いたあと、帰国しました。

 日本政府は「女性の活躍」を長く掲げてきましたが、日本では、子育てと仕事が両立できる環境が整っていないと痛感しています。私は、子育て世代の訴えを代弁しようと長男を本会議に連れていったのですが、今回の件では全国から賛否の電話やメール、手紙をたくさんもらいました。女性からは「子育てしながら働くのは本当に難しい。応援します」という声がある一方で、「私は職場に迷惑をかけずにやってきた。これだから女はだめだと言われ、迷惑だ」「わが社では即、クビです」という批判もありました。共通するのは、男性中心の制度に、女性が合わせようと苦労している姿です。

 今回の経験で感じたのは、男性…

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