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 麻薬や向精神薬の持ち出し、ばっちり記録します――。警備会社のセコム(東京都)は、解錠した人や日時を記録できる医薬品の保管庫を発売した。乱用につながる薬の紛失が医療機関で相次ぐなか、誰がいつ薬を持ち出したかの確認に役立つという。

 山梨県の病院で昨年、睡眠導入剤約3万7千錠の紛失が判明。長野県や鹿児島県の病院でも、大量の向精神薬の所在がわからなくなった。医薬品の紛失や在庫数が合わなくなる事例は各地でみられるが、大半は未解決のままだ。

 昨年12月に発売された「セサモMBX」。幅と高さ30センチ、奥行き25センチで重さは約9キロ。手術室などの棚に収納するほか、壁に固定もできる。薬剤部から届いた1日分の麻薬などの保管を想定する。金属製のカギとICカードを使い解錠する。国内で普及するICカードに対応し、解錠した時間や使われたICカードの情報を記録する。

 1台12万1千円(税別)。カギを使わずにこじ開けられたときのセコムへの通報や、監視カメラと連動して扉が開いた時に周辺を録画するサービスも追加できる。(福地慶太郎)