[PR]

 韓国の忠清南道天安(チュンチョンナムドチョナン)市の国立墓地「望郷の丘」内の碑を損壊したとして、公用物件損傷などの罪に問われた元自衛官の奥茂治氏(69)の公判が21日、大田地裁天安支部で開かれ、検察は懲役1年を求刑し、即日結審した。判決は来年1月11日に言い渡される。

 検察によると、奥氏は今年3月、望郷の丘を訪れ、戦時中、日本に労務動員されて亡くなった人たちを追悼する「謝罪碑」の上に「慰霊碑」と記した石板を張り付けた。碑は故吉田清治氏が1983年、「徴用と強制連行を実行指揮した日本人の一人」としての謝罪を刻んで建立した。

 検察は公判で「両国間の対立を招きかねない」と指摘した。

 吉田氏は生前、戦時中に済州島で女性を慰安婦にするため無理やり連行したと証言。朝日新聞は2014年、吉田氏の証言を虚偽と判断し、関連する記事を取り消した。(ソウル=武田肇)

こんなニュースも