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 山梨県警は21日、火災で高齢者や小学生ら計8人を助けた韮崎工業高校3年の日原拓哉さん(18)に県警本部長名の感謝状を贈った。日原さんは幼いころ、災害から人々を助け出す特撮番組のヒーローにあこがれ、「消防士でなくても人助けはできる」と、普段から消火器や自動体外式除細動器(AED)の使い方の講習会に参加していたという。

 火災は11月29日夜、甲府市の5階建て市営団地の1階で起き、真上の日原さんの部屋と合わせて108平方メートルが全焼した。学校から帰宅直後だった日原さんは、出火を知ると無我夢中で飛び出し、火元の部屋から足が不自由な70代の男性を背負って救出。火と煙のため階段の踊り場で立ち往生していた高齢者や小学生ら7人を家族や消防団員らと協力して助け出した。

 団地には高齢者が多く、日原さんは「何かあった時は自分たちが動こう」と家族で話していた。感謝状を受け、「助けられて良かった。地域のみんなで受けた賞状です」と話した。(野口憲太)