【動画】彦根の仏壇づくりは分業で成り立っている=大野宏撮影
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 彦根市の芹川左岸。「七曲がり」と呼ばれる曲がりくねった道沿いに、仏壇店や職人の工房が軒を並べる。江戸時代から続く「彦根仏壇」の生産地だ。

 彦根の仏壇づくりは分業で成り立っている。本体、彫刻、蒔絵(まきえ)など七つの工程は「工部七職」と呼ばれる。部品の組み立てと問屋を兼ねる仏壇店は、いわば総合プロデューサーだ。

 「昭和40年代の最盛期には問屋が45軒、工部は80軒はあった」と、宮川孝昭・彦根仏壇事業協同組合理事長はいう。しかし押し寄せる生活様式の変化に加え、値段の安い中国産が業界を圧迫。組合加盟業者は問屋と工部合わせて50軒ほどに減った。屋根や柱を作る「宮殿(くうでん)」の工部は残り1軒。金属装飾を彫金する「錺(かざり)金具」の職人も「10年以内にいなくなる可能性がある」と宮川理事長の危機感は強い。

 彦根市は2015年、仏壇職人…

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