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 クイティウ、シャン・カウスエ、ミーゴレン……。聞き慣れない名前の料理が、福岡市の小学校の給食に登場している。

 「肉もやさいも、いっぱい入っていてうれしい」

 福岡市立高木小学校の望月太幹(たいき)さん(7)は昨年12月21日、そう言って給食の「ジュリエンヌスープ」を一気に平らげた。

 「ジュリエンヌ」とはフランス語で「せん切り」の意味。ニンジン、タマネギなどがふんだんに使われている。栄養教諭の馬場朝美さん(25)は「給食をきっかけに世界の国々に興味をもってくれればうれしい」。

 統一した献立で給食を出す福岡市の小中学校。今年度、小学校の給食テーマは「世界の料理」だ。リオ五輪が開かれた2016年度に続いて、世界各国の料理を知ってもらおうと企画された。月に1度、テーマに沿ったメニューが出る。そのメニューを通して海外を学ぶ授業にも使われる。

 「クイティウ」は8・9月に出たカンボジア料理で、あっさり味のスープに米でできた細麺や肉、野菜が入る。10月の「シャン・カウスエ」はミャンマーのシャン民族の麺料理。福岡市が16年12月、ミャンマーのヤンゴン市と姉妹都市となったことから盛り込まれた。「ミーゴレン」は、インドネシアの焼きそばだ。

 メニュー化にあたり、市教委給食運営課の安元雅代さん(45)は東京出張を利用して、昼はカンボジア料理店、夜はミャンマー料理店に足を運んだ。福岡市では、小学校だけで1日約8万食が必要。「大量調達などのハードルがある。どういう食材を使えばいいのか尋ねた」と打ち明ける。「食経験を広げ、子どもたちには給食をきっかけに様々なことに興味をもってほしい」

■「大人の期待」盛り…

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