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 岩手県西和賀町内を走る県交通の路線バスの貝沢線の一部で、半年以上にわたり運転士が勝手に運行を打ち切っていたことがわかった。同社が22日発表した。

 貝沢線はJR北上線のほっとゆだ駅前と貝沢バス停間の約33キロ。そのうちほっとゆだ駅前から貝沢に向かう平日4便、土日祝日2便の一部で、終点から二つ手前の開拓地バス停までで運行を打ち切り、回送に切り替えていた。今月5日、外部からの通報で発覚した。

 今年4月以降、開拓地―貝沢間で利用者が見られなくなったことから、5月ごろから今月9日までの約7カ月間打ち切っていたとみられる。北上営業所湯本バスターミナルの運転士9人中4人の独断で、「少しでも早く帰りたかった」「早く休憩したかった」などと話しているという。

 県と町は同線維持のため、昨年度は約490万円の補助金を出していた。(大賀有紀子)