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 おせち料理や年末年始の贈答品に使われるかまぼこの生産が、県内各地でピークを迎えている。富山市水橋肘崎(みずはしかいなざき)のメーカー、梅かまの工場では23日、職人たちが鯛(たい)や梅の花などをかたどった正月用の細工かまぼこの製造に追われていた。

 富山の細工かまぼこは大きさや色鮮やかさ、細工の精巧さが特徴で、結婚式の引き出物など慶事用に広く使われる。正月用では、紅白かまぼこや「寿」の文字が入った「切り出しかまぼこ」なども人気で、同社では毎年12月に年商の約3割を売り上げるという。

 23日は、職人が赤や黄などに色づけした材料をへらや絞り袋で絵を描くように一つ一つ丁寧に仕上げていた。直売店で贈答用のかまぼこを購入した長野県上田市の成沢有都子さんは「板にのってなくてデザイン性の高い富山のかまぼこは、関東の人たちに喜んでもらえます」と話していた。(松原央)