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 来年2月の平昌五輪の最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権は23日、女子フリーがあった。ショートプログラム(SP)2位の宮原知子(関大)がノーミスの演技で合計220・39点で4連覇を達成し、初の五輪代表に決まった。SP首位の坂本花織(シスメックス)が合計213・51点で2位。同5位の紀平梨花(関大ク)がトリプルアクセル(3回転半)―3回転トーループの連続ジャンプを成功させ、合計208・03点で3位。15歳の紀平は年齢制限のため、五輪に出場できない。

 同4位の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)が合計206・96点で4位。昨季の四大陸選手権優勝の三原舞依(シスメックス)が合計204・67点で5位。

 宮原はフリーの前半の3回転ルッツ―3回転トーループの2連続ジャンプなどを次々と着氷。ステップ、スピンでも観衆を魅了し、演技を終えると両拳を突き上げ、ガッツポーズをした。演技構成点で5項目全てで9点台を並べ、147・16点。「今までで一番うれしい優勝。この試合に合わせて頑張ることが目標だった。しっかり絶対やるという気持ちを実現できた」と喜んだ。

 坂本は冒頭の3回転フリップ―3回転トーループの2本目のトーループで回転不足になった。演技後半でも軽度の踏み切り違反があり、フリーは139・62点で4位だった。「SPは1位だったけど、追いかける立場だと思っていた。ここまで来られるとは思わなかった。すごい自信になった」と語った。

 樋口はフリーの演技後半の3回転サルコーが2回転になった以外は、大きなミスなくまとめた。「サルコー以外は良かった。もっとできる所が見つかった」と語った。三原はほぼミスなく演技し、フリーは140・40点を出したが、SPの出遅れが痛かった。

 平昌五輪で日本女子の出場枠は2。残り1枠は、全日本2位の坂本と、グランプリファイナルに出場した樋口の争いになりそうだ。

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 女子の結果は上位から順に次のとおり。(カッコはSPの点数)

宮原知子 220.39(73.23)

坂本花織 213.51(73.59)

紀平梨花 208.03(66.74)

樋口新葉 206.96(68.93)

三原舞依 204.67(64.27)

本郷理華 197.62(70.48)

本田真凜 193.37(66.65)

横井ゆは菜 192.99(62.68)

白岩優奈 191.69(63.33)

山下真瑚 183.34(57.80)

松田悠良 174.12(55.91)

新田谷凜 172.50(61.28)

荒木菜那 171.74(59.66)

岩元こころ 170.64(56.16)

木原万莉子 169.61(55.50)

竹野比奈 169.55(59.22)

竹内すい 169.02(60.93)

森下実咲 165.25(59.43)

渡辺倫果 161.91(55.46)

磯邉ひな乃 158.18(52.36)

川畑和愛 158.16(52.13)

永井優香 152.26(55.25)

加藤利緒菜 151.06(49.53)

佐藤伊吹 148.56(50.84)

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女子の平昌五輪代表選考基準

 日本女子の平昌五輪出場枠は2で、1人目は全日本選手権の優勝者を選出する。2人目は全日本の2、3位、今月あったグランプリファイナルの上位2人、全日本終了時点の世界ランキングの上位者などから総合的に判断する。