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 カレー大国であるインドで、インド人向けに日本式カレーを出す店が23日、首都ニューデリーで本格オープンした。経済成長で日本食を好むインド人が増えていることに商機を見いだした。同国の最大宗教ヒンドゥー教で牛が神聖視されるため、ビーフカレーはないという。

 この日、日本式カレーを初めて食べたというディシェカさん(32)は「日本食が好き。このカレーはスパイスが少なくてマイルド」と話した。

 出店したのは、日本人駐在員向けに居酒屋などを経営しているKUURAKU GROUP(クウラクグループ、本社・千葉市)の「TOKYO TABLE」。空港に近い商業施設のフードコート内で日本式カレーとラーメンを出す。

 日本式カレーは、小麦粉を混ぜて煮込むのが特徴だ。インドをルーツとするが、英国を経由して変化しながら伝わったとされる。

 インド人に菜食主義者(ベジタリアン)が多いことを考慮し、動物性油脂などの入ったカレールーを使わず、野菜を煮込んでつくる。主な具材はチキンやチーズ、エビなど。ヒンドゥー教徒が神聖視する牛のほか、イスラム教で禁じられている豚肉も使わない。チキンカレーは約560円。

 出店は、既存の居酒屋に来店するインド人に、カレーうどんが人気だったのがきっかけだ。羊骨を使ったマトンラーメンや、ベジタリアン向けの担々麺なども今回の店舗のメニューに入っている。(ニューデリー=奈良部健)