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 2002年6月、東京・新大久保。韓国料理店の駐車場に設置された大型スクリーンに、日韓サッカーワールドカップ(W杯)で快進撃を続ける韓国代表の試合が映し出された。「テーハンミングッ(大韓民国)」と声援を送る韓国サポーターに交じり、青いタオルを掲げた日本サポーターの姿もあった。

 店の名前は「大使館」。メディアに「日韓友好の象徴」として何度も取り上げられた。W杯直前に店を開いた洪性燁(ホンソンヨプ)さん(62)は「街頭応援は『日韓の区別なく応援したい』という若い従業員のアイデア」と振り返る。

 新大久保は「韓流」の街として、バスツアーで各地から観光客が訪れるようになった。ソウルで生まれ「日本の植民地時代を経験した母や祖母から、日本の悪口を聞かされて育った」という洪さん。「日本と韓国があんなに仲良くしたの、初めてじゃない? W杯があったから新大久保が大きくなった。それは間違いないね」

 W杯、その後の「韓流ブーム」。日本の視線を、在日コリアンはどう受け止めてきたのか。

 大阪市で韓流イベントMCをし…

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