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 兵庫県篠山市は25日、匿名希望の個人から1億円の寄付があったと発表した。市は現在、市名を「篠山」から「丹波篠山」に変更する案を議論しており、寄付者は「市名変更の際に使ってほしい」との意向を示したという。1999年の同市発足以降、1億円の寄付は最高額。

 市によると、19日に1億円の寄付を申し入れる電話があった。22日に「『丹波篠山市』への市名変更にお使い願います。篠山市民の皆様が心をひとつに、益々(ますます)のご発展をお祈りいたします」とつづられた寄付者の手紙が届き、市の口座に入金されたという。

 市は市名変更した場合、公共施設の銘板交換などで約6550万円の費用がかかると試算している。酒井隆明市長は「市民の合意を得られれば変更する、という方針は変わらない。寄付者には、市名が変更されなくても寄付金を返せないことは伝えており、その場合の使い道は意向を聞きながら決めたい」と話した。(鵜飼真)